[アップデート] VMware Cloud on AWSに待望の新インスタンス”m7i.metal-24xl”が一般利用可能になりました

[アップデート] VMware Cloud on AWSに待望の新インスタンス”m7i.metal-24xl”が一般利用可能になりました

こんにちは、AWS事業本部の荒平(@0Air)です。

ついに来た!という感じですが、タイトル通り、VMware Cloud on AWSにてm7i.metal-24xlが利用可能となりました。
これまではi3en.metalおよびi4i.metalの実質2択でしたが、これからは選択肢がまた増えることになります。
少し毛色の違ったインスタンスタイプのため、特徴をお伝えできればと思います。

発表時の情報は以下にもまとめてあります:

m7i.metal-24xl インスタンスの特徴

新しいインスタンスタイプの性能は以下です。

  • 48pCPU, 96vCPUを持ち、ハイパースレッディングが有効
  • ネットワークは最大37.5Gbps
  • メモリ搭載量は 384 GiB/Host
  • ディスクレスインスタンス
    • 外部ストレージであるAmazon FSx for NetApp ONTAPか、VMware Cloud Flex Storageのアタッチが必須

これまでのインスタンスタイプと比較してみました。

インスタンスタイプ i3en.metal i4i.metal m7i.metal
CPUタイプ Intel Xeon Cascade Lake (2019) Intel Xeon Ice Lake (2021) Intel Xeon Sapphire Rapids (2023)
CPUコア数 48 Cores @ 2.5GHz (96 HT Core) 64 Cores @ 3.5 Ghz (128 HT Core) 48 Cores @ 3.2-3.8GHz (96 HT Core)
メモリ 768 GiB 1024 GiB 384 GiB (DDR5)
ストレージ種別 NVMe All Flash AWS Nitro SSD なし(外部ストレージ必須)
ストレージ容量 45.8 TiB 20.5 TiB
ネットワーク速度 100 Gbps * 75 Gbps 37.5 Gbps

*注:i3en.metalのネットワーク速度は、VMware Cloudでは50Gbpsまでサポートされています(参考)

各所でお伝えしている通り、このインスタンスにはディスクがないため、FSx for NetApp ONTAPか、VMware Cloud Flex Storageを利用する必要があります。
以下の情報も併せてご確認ください。

SDDC作成画面

早速なので、SDDC作成画面を確認しました。
「ホストタイプ」から、M7i-24xl(ディスクレス)が選択できるようになっています。

シングルホストは現時点でサポートされていないので、2ホスト以上を選択する必要があります。
また、リリースにもある通り、執筆時点でサポートしているリージョンは以下の通りです。

  • 米国東部 (バージニア北部)
  • 米国東部 (オハイオ)
  • 米国西部 (オレゴン)
  • 欧州 (アイルランド)
  • 欧州 (ストックホルム)

シングルホストを選択した状態では、エラーが表示されます。

料金

肝心の料金ですが、現時点では記載を見つけられませんでした。

If you are interested in learning more about M7i instance type, how it fits your use case and what are the pricing details etc., please get in touch with your Broadcom or AWS representative.

M7iインスタンスタイプの詳細、お客様のユースケースへの適合性、価格の詳細などにご興味がある場合は、ブロードコムまたはAWSの担当者にお問い合わせください。

追記: 以下の公式ページから辿れるPDFに連絡先の記載がありました。
資料請求をした感じだと、i4iインスタンスと比較して、m7iインスタンスは30%-40%ほど安価に利用することができます。
ただし、最新の価格や詳細については、弊社やBroadcomの公式サポートへ問い合わせをお願いいたします。

please email us to vmc-pricing@broadcom.com

VMware Cloud on AWS Packaging

おわりに

ついに来たか・・・!と界隈では盛り上がりを見せています。

東京リージョンでは執筆時点でまだ利用できませんが、数ヶ月以内に利用可能地域は増えるそうなので、利用できる環境が整えば、パフォーマンス計測なども実施してお伝えできればと思います。
現時点で最強のIntel Xeon Sapphire Rapidsなので、期待してしまいます。

このエントリが誰かの助けになれば幸いです。

それでは、AWS事業本部 コンサルティング部の荒平(@0Air)がお送りしました!

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